よく聞かれること

Q.どんな時に鍼灸院にいくのですか?

A.大きくいってしまえば、「痛み・こり・不調・しびれ」が出ているとき

痛みや、こり、しびれはイメージしやすいですが不調はピンと来ないかもしれませんが、例えば耳鳴り、めまい、食欲不振、便秘、不眠、眼精疲労、不妊症など様々なことを指します
(薬を飲むほどではない、飲んでも改善はされないけど生活はできるなど、大きな症状の前の段階を全般的に指します)

Q.鍼灸院に行こうと思っているけど、病院にも行ったほうがいいですか?

A.病院にまず行ったほうがいい症状から挙げていきます

・事故やスポーツなどの外傷や手術などの処置が必要なもの

・急な腹痛や胸の痛み、激しい頭痛で吐き気を伴うものなど

・感染症や発熱を伴う症状など

上記のような症状があげられ、一言で表すなら「急性症状」です
では、鍼灸に行ったほうがいい症状は上記の症状以外なら鍼灸が適用しているといえるでしょう、ただ例外があり、ぎっくり腰や寝違えなどの症状は急性症状ですがもちろん対応できます
ですので、生命にかかわる危険な症状が出ていない状態の症状は全般で適応となります

Q.どのくらい通えば治りますか?

A.何回で治るとは一概に言えません

なぜなら、その症状の現れ方や強さ、患者さんのイメージしている「治る」が人によって違うためです
ただ、自律神経が関係している内臓や体の異常など、慢性化している症状は数回で良くなるとはいえません
逆に寝違えや軽いぎっくり腰などの急性の症状は比較的に治りが早いことが多く、1回で症状が取れてしまうことも中にはあります

Q.どれくらいの頻度で通院したらいいですか?

A.症状など個人差もあり、難しいところですが共通していえることはあります

下のグラフをご覧ください。治療間隔を空けて設定した場合を見てみましょう

腰痛を例にして考えてみます
まず症状が強くなり来院され、施術を受けて良くなったとします
自己判断で「これでもういいや、痛みも取れて生活に支障はないし」とケアをせずにしばらくして再び腰痛が出てきて来院して、施術を受けて良くなる
このような周期を繰り返すことが続けば良くなるどころか今までの症状に他の複雑な症状が重なり合っていき治りづらくなっていくことも考えられます

では、よい通院頻度はといいますと治療間隔を詰めて設定したときのグラフを見てみましょう

来院して施術をし良くなる、数日してだんだん体の調子が落ちてくることを感じてくるタイミングでまた施術を受ける
そうするとまた体の調子が前回より良くなる、このテンポが徐々に長持ちしていき症状が気にならなくなっていくと考えられます
この何回かは個人差があるのではっきりは言えませんが5回以上は必要だと考えます
長年にわたっての症状はもっとかかりますが悪い状態を改善し、良い状態を維持できる体づくりを目指していきます

Q.長年症状を抱えており、いいときや悪い時の波があります。こういったものは治りますか?

A.まず、治るということに対してですが患者さんによって治ることの意味がそれぞれ違いますので、治りますと簡単には言えません
ですが、まず自分のゴール地点(どんなふうに日常生活を送りたいか)を話していただき自分の今の状態(今なにに困っているのか、どんなことをすると大変なのか)がそこからどの位置にいるのかを把握する必要があります
そこを明確にするとゴールまでの道のりが見えてくると思います
いろんな治療院や病院に行ったけど良くならないなど変化がない症状にはもしかするとゴール地点の目標と現実の体の状態の差が開き過ぎていて一歩ずつ進むべき段階が抜け落ちている可能性が高いのでそこも含めて治療計画を一緒に練っていく必要があります

Q.症状が和らいだのですが、通院は必要ですか?

A.この質問には必要であるとも必要でないとも言えます

必要である理由は、治ったから、楽になったからと治療をそこでやめてしまうとその方を取り巻く環境(仕事、部活、日常生活の動作など)は変わらないと思います
自分なりの変える方法、例えばストレッチなどを実践したとしても個人の力だけでは限界があると考えています
もちろんストレッチなどは必要だと思いますが、鍼灸も併せてケアをしてあげたほうが施術者の観点からは良くなっていく過程や体のクセを知っていますので健康を維持していくためにはより良い選択になると考えております

必要でない理由は患者さんと設定したゴールに到達したからということがあります
これは今が良くなったのでこれでいいという考え方が強いですが、本人と施術者の目標を達成したのでひとまずは通わなくても維持できるだろうという考えからのものです
つまり、この問いに関する答えは患者さんが今の状態をとるのか、将来も含めた未来の自分の体の状態を考え備えておくかの考え方の違いになってくると思います

どのような風になりたいかを私たちにご相談いただければ、より良い方法を一緒に考えていきます

Q.健康保険は使えますか?

A. 保険治療を受けるためには、医師の「同意書」が必要です。手順は以下の通りです

1. まずは当院へご相談ください
保険適用となる症状かどうか、施術者が確認いたします

2. かかりつけ医または医療機関で診察を受け、同意書をもらいます
当院で書類をお渡ししますので(クリニック、病院には鍼灸の同意書が置いてないことが多いです)、それを医師にご記入いただく形です

3. 同意書をご持参のうえ、保険証とともにご提出ください

確認後、保険治療を開始いたします

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