アトピー性皮膚炎とは?
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹を繰り返す慢性的な皮膚の病気です。乳児期から発症することが多く、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら成長していくことが特徴です。
皮膚には本来、外部の刺激や細菌、アレルゲンなどから体を守る「バリア機能」が備わっています。しかし、アトピー性皮膚炎ではこのバリア機能が低下しているため、皮膚が乾燥しやすく、汗や衣類の摩擦、ダニやハウスダストなどの刺激を受けやすくなります。

そこへ体質や免疫の働き、生活習慣などさまざまな要因が重なることで皮膚に炎症が起こり、強いかゆみを生じます。かゆみによって掻いてしまうと皮膚が傷つき、さらに炎症が悪化する「かゆみの悪循環」が生じるため、早めのケアが大切です。
このような症状はありませんか?
- 顔や首、ひじ・ひざの内側に湿疹ができる
- 肌がカサカサして乾燥している
- 夜になるとかゆみが強くなり眠れない
- 掻き壊して血が出てしまう
- ステロイドを塗ると良くなるが、やめるとすぐ再発する
- 肌を気にして機嫌が悪くなることが多い
- 保湿を頑張っているのになかなか改善しない
アトピー性皮膚炎の治療
アトピー性皮膚炎の基本的な治療は、
- 保湿によるスキンケア
- 炎症を抑える外用薬(ステロイドやタクロリムスなど)
- 必要に応じて内服薬や注射薬
を組み合わせながら症状をコントロールしていきます。
「ステロイドは怖い」というイメージを持たれる方もいますが、医師の指示のもと適切に使用することで、皮膚の炎症をしっかり抑え、掻き壊しを防ぐことが大切です。
当院でできること
当院では、小児はりを中心に、お子さまの身体全体の状態をみながら施術を行っています。
アトピー性皮膚炎のお子さまは、かゆみによる睡眠不足やストレス、自律神経の乱れなどが重なることで症状が悪化することもあります。
小児はりは、皮膚に刺さない専用の鍼でやさしく皮膚を刺激する施術です。お子さまへの負担が少なく、心地よい刺激によってリラックスしやすいことが特徴です。
施術では、
- 全身の血流を促し、皮膚の健康を保ちやすい状態を目指す
- 自律神経のバランスを整え、睡眠の質の改善をサポートする
- ストレスや緊張を和らげ、掻き壊しにつながる悪循環の軽減を目指す
など、お子さま一人ひとりの状態に合わせて施術を行います。
小児はりは痛くありません
「鍼」と聞くと注射のようなものを想像される方も多いですが、小児はりは皮膚に刺さず、専用の器具で優しくなでたり軽く刺激したりする施術です。
生後間もない赤ちゃんから受けられるほど刺激はやさしく、多くのお子さまが泣かずに受けられます。
ご家庭でできるケア
施術だけではなく、ご家庭でのスキンケアもとても大切です。
- 毎日しっかり保湿する
- 汗をかいたら早めに拭く・着替える
- 爪を短く切って掻き壊しを防ぐ
- 室内の乾燥やダニ対策を行う
- 十分な睡眠と規則正しい生活を心がける
こうした日々の積み重ねが、症状の安定につながります。
アトピー性皮膚炎は、皮膚科での診断・治療が基本となる病気です。
当院の施術は、医療機関での治療やスキンケアを補完する目的で行っております。自己判断で薬を中止することはせず、皮膚科と連携しながら、お子さまが少しでも快適に過ごせるようサポートいたします。
「かゆくて眠れない」「何度も繰り返してしまう」「少しでも負担を減らしてあげたい」など、お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。











