チック

突然のまばたきや咳払い、やめさせようとしてもやってしまう…

「このままで大丈夫なの?」と心配になる方も多いチックの症状。

「何かできることはないか?」と感じたときに、子どものはり治療という選択肢もあります。

チックとは?

チックとは、本人の意思とは関係なく、突然現れてしまう体の動きや発声のことを指します。

主に小児期に多くみられ、まばたきや顔面の動き、首振り、咳払いなどが代表的な症状です。

多くの場合は一過性であり、成長とともに自然に落ち着くこともありますが、症状の持続や変化により不安になる保護者の方も多いです。

主な症状

チックには「運動チック」と「音声チック」があります。

【運動チック】

・まばたきが増える

・顔をしかめる

・首を振る、肩をすくめる

【音声チック】

・咳払い

・鼻を鳴らす

・声を出す

これらの症状は、1日の中でも時間帯や環境による影響を受けやすく、強さや頻度が変化することが特徴です。

原因について

チックは単一の原因で生じるものではなく、複数の要因が関与していると考えられています。

ストレス・緊張

よくあるきっかけのひとつです。

・環境の変化(入園・入学、引っ越し)

・人間関係

・怒られる・我慢することが多い

こうした状態が続くと、体が無意識に緊張を外そうとしてチックが出やすくなります。

疲れ・生活リズムの乱れ

意外と影響が大きいポイントです。

・睡眠不足

・体の疲れ

・生活リズムの乱れ

疲れていると脳のコントロール機能が弱くなり、チックが増えたり強くなったりしやすくなります。

脳の働きとチックの関係

チックは、脳の中でも「動きをコントロールする仕組み」のバランスによって起こると考えられています。

特に、動きを調整する大脳基底核という部分は、

「必要な動きは出す」「不要な動きは抑える」という役割を担っています。

この働きのバランスが一時的に乱れると、本来は抑えられるはずの小さな動きが無意識に出てしまい、

チックとして現れます。

また、脳内で情報をやり取りする神経伝達物質(ドーパミンなど)の働きも関係しており、これらが過敏な状態になることで、動きのコントロールが難しくなると考えられています。

子どもはまだ脳の発達途中にあるため、こうした調整機能が未熟で、チックが出やすい時期があります。

そのため、多くの場合は成長とともに自然に落ち着いていきます。

鍼灸でできること

鍼灸では、チック症状そのものだけでなく、背景にある身体機能のバランスに着目して施術を行います。

・自律神経機能の調整

・筋緊張の緩和

・睡眠の質の改善

・過敏性の軽減

子どもの治療は、刺さない鍼やごく軽い刺激を用いるため、身体への負担が少ない方法で行います。

当院では

当院では、お子さまの状態を丁寧に評価し、過度な刺激や負担を避けながら、安心して過ごせる状態を整えることを目指しています。

保護者の方へ

お子さまの様子を見ていると、「やめさせた方がいいのでは」と心配になることもあると思います。

ですが、多くのチックは一時的なもので、周囲が安心して見守ることで自然と落ち着いていくことも少なくありません。

ひとりで抱え込まず、気になることがあればいつでもご相談ください。

お子さまだけでなく、ご家族の安心にもつながるサポートを大切にしています。

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